こんにちは、頭痛のジジイです。今回は嫌な話をします。それは我々が日頃感じている片頭痛の痛みと言うものは完全には無くならないと言うことです。要するに片頭痛は完治できない病気なのです。病気というものは治すことが可能だと思っている人は多いと思いますが、例えばアレルギーを考えてみてください。これは治せません。これと同じで片頭痛も、治せないのです。何故かと言うと片頭痛もアレルギーと同じく遺伝子が関係しているらしいからです。

遺伝情報はDNAの塩基配列の中に書かれていますが、この中の一部が他の人と違っている部分がアレルギーとして現れてくる事が知られていますし、その他の遺伝病も同じです。全てのケースとは言えない可能性は有りますが実は片頭痛も遺伝に強く作用されているようです。私の場合は母から引き継いだと考えて間違いないでしょう。もしこの遺伝情報を書き換える事が可能になれば、多くの病気がこの世から消せるのではないかと期待できますが、残念ながら今のところそう簡単ではありません。

特に片頭痛は遺伝情報のどの部分が作用しているのかと言うこともまだわかっていない段階ですから、たとえ書き換えの技術が完成したとしても何処を書き換えればよいのかは分からないので、今のところ片頭痛は完全には治すことはできないと考えて良いでしょう。したがって、完治させると言うのではなく、なるべく痛みを少なくし、できるだけ発症の回数を減らすと言うような上手なお付き合いを目指すのが最も良い方法と言わざるを得ないのです。

今現在片頭痛に悩んでいる場合であってもいつか完治できるという考え方はいつまでたっても治らないと言うような考え方に陥りやすいため、治らないと言うことを自覚することが必要です。治らないと言うことが前提として有って、その上で様々な対策を考えていくとした方が、成果が上がった時の喜びも有りますので、精神衛生にも良いのではないでしょうか。完治できたから幸せでは無く症状が改善したり発症の件数が減って幸せと言うように考えを改めてみましょう。

そこで行なわなければならないのは自分の生活を見つめることです。片頭痛と上手に付き合うためには、まずは敵を知らなければなりません。ですから片頭痛と実生活との関係を考えて見る事から始めるのです。例えば生活のこの部分を変えたら、片頭痛を発症する回数が減ったと言うことになれば、あなたは片頭痛と上手なお付き合いが出来たと言うことになるのです。この変える部分を探すことが生活の質を改善するのに大変重要な意味を持つわけです。

具体的な例で言えばよく言われる事に光を浴びると片頭痛になると言うものが有りますが、この場合自分にも心当たりが有るのであれば、強い光に当たらないようにすれば良い訳です。私を例にとると、光が当たっただけでは発症しないのですが、光が当っているところで眠ってしまうと起きた後、片頭痛になっていると言うパターンが多かったので、意識的に行っていた訳ではないのですが自然に光の強いところで眠ってしまうようなことを避けるようになりました。