こんにちは、頭痛のジジイです。今回は片頭痛の前兆現象で見る幻覚についてお話ししましょう。私は幻覚を見ると言う話は聞いたことが有りましたが、自分が実際に見ると言うようなことは有りませんでした。ところが2年ほど前についにこの幻覚を見る事が出来ました。なんだか喜んでいるように思われるかもしれませんが、痛いのは困るのですが、この幻覚については興味が有り一度見てみたいと思っていたので、多少ですが本当に喜んだかもしれません。

私が見た幻覚はパソコンで作業をしている時に現れました丁度視野の右下の方に小さな正三角形が現れそれが多数一列に並んで左の方に進んでいきました。視野の半ばを過ぎたあたりから左上の方に上昇を始め上下方向の半ばあたりまで上昇した後今度は円を描くように動き始め、最終的には歯車のような形になって視野の中心から少し左寄りの辺りを回転していました。始めは何が始まったのだろうと思いましたが、これが前兆現象の幻覚かと思い暫く動きを見ていた記憶が有ります。

勿論痛みが来ては大変ですので、すぐに鎮痛剤を飲んで事なきを得ました。幻覚があんなにはっきり見えるものだとは思っていなかったので、ちょっと興奮していたのを憶えています。ただし見たのはそれ一回で、その後は幻覚を見るようなことは有りません。その後幻覚についてちょっと調べてみたところやはり歯車のようなものを見たと言う話は結構有るようですね。皆さんももし幻覚を見ているのであれば是非記録に残してみてください。何かの役に立つかもしれませんよ。

幻覚を見ると言うのは他の前兆現象の例えば手のしびれや言葉のもつれなどと一緒に考えると脳のそれぞれの感覚を司る位置の神経に何らかの刺激が有ると言う事だと考えられます。したがって、実はこれら以外には気にしていないだけで片頭痛の前兆には様々なものが有って、刺激する脳の位置によって分かりやすいものも有れば分かりにくいものも有ると言うことは考えられないでしょうか。それらをうまく捉えられればもっと正確に片頭痛を事前に回避できるのではないかと思います。

実は現在もあの時の幻覚が思い出されるため、あまり歓迎できるものではないにもかかわらず、もう一度見てみたいと言う考えが頭をかすめることが有ります。再度見えた場合にはもっと細部をよく見て、もう少し研究してみたいものです。私の場合の前兆は殆どが頭のピリピリした疼きでですのでそれなりに前兆として捉えるのが容易なのですが、もしこの幻覚を毎回見ている人がいたら、片頭痛は更に容易に捉えることが出来るのではないでしょうか。

いずれにしても、私は1回しか見ていませんが、いつも感じないが突然何らかの前兆を感じると言う例と考えられるので、前兆現象を捉えようと頑張っている人は、幻覚ではなくても、とにかく何か普通では無いような事を感じたら、それは前兆現象だと一応疑ってみることを勧めます。もしそういう現象を捉えるのであれば、メモを用意しておいて、例えば幻覚などを見たときに忘れない様に書き残しておくと良いでしょう。では頑張ってみてください。